防カビ・抗菌鋼板
【用途】
レヂノ抗菌・防カビ鋼板の用途としては以下のものがあります。
●食品加工室の内壁材
●プレハブ冷蔵・冷凍庫などの内壁・外壁材
●クリーンルームなどの壁面パネル
●衛生・清潔を必要とする場所の内壁材
●空調ダクトの内壁
レヂノ抗菌・防カビ鋼板の用途としては以下のものがあります。
●食品加工室の内壁材
●プレハブ冷蔵・冷凍庫などの内壁・外壁材
●クリーンルームなどの壁面パネル
●衛生・清潔を必要とする場所の内壁材
●空調ダクトの内壁
■試験結果 レヂノ抗菌・防カビ鋼板の抗菌性能
供試菌
| 試験片
| 生菌数(個/ml)
| |
0時間
| 24時間
| ||
血清型大腸菌
O157:H7 (ベロ毒素非生産生株) | 対照菌液
比較板 抗菌剤添加 | 1.5×105
| 3.6×106
80 <10 |
メチシリン耐性
黄色ブドウ球菌 (MRSA) | 対照菌液
比較板 抗菌剤添加 | 3×105
| 5×106
4×104 <10 |
黄色ブドウ球菌
| 対照菌液
比較板 抗菌剤添加 | 3×105
| 7×106
3×104 <10 |
大腸菌
| 対照菌液
比較板 抗菌剤添加 | 6×106
| 9×106
1×105 <10 |
緑膿金
| 対照菌液
比較板 抗菌剤添加 | 2×105
| 5×106
4×105 <10 |
枯草菌
| 対照菌液
比較板 抗菌剤添加 | 5×105
| 3×106
6×105 <10 |
サルモネラ
| 対照菌液
比較板 抗菌剤添加 | 1.6×105
| 1.5×106
<10 <10 |
注)対照菌液:試験片に接種したものと同量 の菌液をシャーレに分注した。
■一般塗膜性能 レヂノ抗菌・防カビ鋼板の一般塗膜性能
試験項目
| 試験方法
| レヂノ抗菌
防カビ鋼板 | 通常の
カラー鋼板 | |
表面光沢
(%) 鉛筆硬度 耐スクラッチ性 耐溶材性 | JIS G3312 60°鏡面 反射率
JIS G3312 鉛筆硬度 10円硬貨、荷重1kg キシロールラビング、荷重1kg | 20±5
3H 4 100< | 20±5
3H 4 100< | |
一
次 | 密着性
耐衝撃性 曲げ1T 2T | 碁盤目エリクセン6mm-テープ剥離
デュポン式、1/2インチ、500g、50cm 180°曲げ-テープ剥離 同上 | 5
5 3 4~5 | 5
5 3 4~5 |
二
次 | 密着性
耐衝撃性 曲げ1T 2T | 碁盤目エリクセン6mm-テープ剥離
デュポン式、1/2インチ、500g、50cm 180°曲げ-テープ剥離 同上 | 5
5 2 3~4 | 5
5 2 3~4 |
ヒートサイクル性
煮沸試験 耐酸性 耐アルカリ性 耐薬品性 耐紫外線 性耐食性 | 80℃×2h→10℃×2h10c/s
煮沸水に15分間浸漬 5%酢酸×24時間 10%炭酸ナトリウム×24時間 60%エタノール×24時間 フェードメーター×50時間 塩水噴霧試験×1000時間 | 5
5 5 5 5 5 5 | 5
5 5 5 5 5 5 |
注1)素材0.35mm厚の前処理鋼板 注2)評価:5(優)――1(劣)
■耐汚染性試験 レヂノ抗菌・防カビ鋼板の耐汚染性
試験薬品
| 濃度
| レジノ抗菌・
防カビ鋼板 | 通常の
カラー鋼板 | |
無機酸
| 塩酸
| 5%
| 5
| 5
|
硫酸
| 5%
| 5
| 5
| |
リン酸
| 5%
| 5
| 5
| |
無機水酸化物
| 水酸化ナトリウム
| 5%
| 5
| 5
|
アンモニア水
| 5%
| 5
| 5
| |
無機塩類
| 次亜塩素酸ナトリウム
| 10%
| 5
| 5
|
炭酸ナトリウム
| 10%
| 5
| 5
| |
その他無機物
| 過酸化水素水
| 3%
| 5
| 5
|
有機酸
| ギ酸
| 5%
| 5
| 5
|
酢酸
| 5%
| 5
| 5
| |
乳酸
| 5%
| 5
| 5
| |
シュウ酸
| 5%
| 5
| 5
| |
クエン酸
| 10%
| 5
| 5
| |
アルコール類
| メチルアルコール
| 純
| 5
| 5
|
エチルアルコール
| 純
| 5
| 5
| |
調味料
| 食塩水
| 10%
| 5
| 5
|
砂糖水
| 5%
| 5
| 5
| |
醤油
| 原液
| 5
| 5
| |
ソース
| 原液
| 5
| 5
| |
酒
| 原液
| 5
| 5
| |
油脂
| 植物油(大豆油)
| 原液
| 5
| 5
|
注1) 判定:5(優)――1(劣) 注2)試験方法:20℃×24時間後の外観
取り扱い上の注意
レヂノ抗菌・防カビ鋼板は抗菌・防カビ塗装鋼板のため、菌の増殖抑制やカビが発生しにくくなっていますが、洗浄や殺菌などの衛生管理が不十分の場合や使用される環境(高湿度、富栄養など)によってはカビが発生することがありますので、日常の衛生管理や清掃(例:中性洗剤、2%苛性ソーダ水溶液などでの洗浄)は必要です。